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筋電義手&バイオリモート研究会近況報告

筋電義手&バイオリモート研究会は,PDの島 圭介君,D1の芝軒 太郎君を中心とした筋電グループが運営しています.

研究会メンバーは,陳 隆明先生(兵庫県立総合リハビリテーションセンターリハビリテーション中央病院整形外科部長・リハビリテーション科部長),大塚 彰先生(県立広島大学理学療法学科教授),福田 修先生(産業総合技術研究所,広島大学客員教授), 木 健先生(広島大学ロボティクス研究室),戸田靖行さん(ボランティア団体「みはらタコ工房」),追坂電子機器(追坂則弘社長,吉野 智昭さん),近畿義肢製作所(増田さん)などで,取り上げている研究テーマは
・筋電義手関連技術の開発
・バイオリモート関連技術の開発
・サイバネティック・インタフェース技術の新展開
の3つに大別されます.


昨年の12月3日に開催した研究会は,バイオリモート研究会としては52回目,筋電義手研究会としては22回目の開催となりました.
研究会では, 芝軒君とM1の村上 隆治君がそれぞれの研究成果に関する研究発表を行うとともに,5指駆動型筋電義手と筋電義手用バーチャルトレーニングシステムのデモンストレーションを行いました.
当日の研究会の様子は,大阪テレビが製作中のドキュメンタリー番組の中で紹介される予定です.
また2月7日には,陳先生のご協力のもと,村上君が開発中のシステムを用いたトレーニング実験を実施する予定です.


本研究会では,大学,病院,独立行政法人,企業,ボランティア団体がチームを組み,私たちが提唱しているサイバネティック・インタフェース技術を核とした産学官連携研究,医工連携研究に取り組んでいます.
今後も,学術性と実用性を兼ね備えた新しい研究に取り組んでいければと思います.


2011/01/18