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地域イノベーション創出研究開発事業最終評価ピアレビュー

今年3月末に終了した地域イノベーション創出研究開発事業「粘弾性インデックスに基づく血管ストレスモニタリングシステム」の最終評価ピアレビューが10月13日(水)に行われました.

この事業は平成20〜21年度の2年間にわたって実施したもので,本研究コンソーシアムのシーズ技術である血管ストレスモニタリング技術を,
1) 手術用自律神経活動モニタリングシステム,
2) 非観血血管ストレス測定モジュール,
3) 血管内皮機能評価付血圧計
という3つの形に展開し,最終的には事業化することを目指しています.
プロジェクトマネージャーは本研究室のメン バーでもある日本光電工業の鵜川貞二さんです.


平成20年度地域イノベーション創出研究開発事業(一般枠2年)
「粘弾性インデックスに基づく血管ストレスモニタリングシステム」
プロジェクトマネージャー: 鵜川 貞二氏(日本光電工業株式会社)
研究実施者: 広島大学,広島大学病院,県立広島大学,広島県立総合技術研究所,日本光電株式会社,有限会社MIZOUE PROJECT JAPAN,株式会社デルタ ツーリング,株式会社日本マイクロシステム(管理法人:財団法人ひろしま産業振興機構)

http://www.bsys.hiroshima-u.ac.jp/column/archives/column165.html
http://www.bsys.hiroshima-u.ac.jp/column/archives/column204.html

最終評価ピアレビューは本事業の研究成果を専門家が審査するというもので,報告書等の書類審査とヒアリングが行われました.
当日は広島大学大学院医歯薬学研究科の河本昌志先生,吉栖正生先生,デルタツーリングの藤田 悦則さんをはじめとして各研究機関から研究担当者が参加し,ヒアリングに臨みました.
鵜川プロジェクトマネージャーのプレゼンテーション,デルタツーリングによる実機デモンストレーションなどにより,本事業の研究成果を十分にアピールできたのではないかと思います.


本研究室では,他にもさまざまな共同研究やプロジェクトを実施しています.
使用した研究費に見合った研究成果を挙げ,その成果を広く社会に還元できるよう,引き続き研究に取り組んでいければと思います.


2010/10/28